異文化への扉:今日のワンワードストーリー

言語で広がるビジネス感と異文化理解!

ワンワードストーリーNo39:挑戦的なアプローチが常に適切か?( Desafiante :挑戦的な)

こんにちは!今日も素敵なワンワードストーリーで異文化の扉を開きましょう!

 

今週は僕の得意なスペイン語で世界をのぞいてみましょう!

今日は「Desafiante」という単語に焦点を当ててみます。

Desafianteは日本語で「挑戦的な」と言う意味があります。

 

挑戦的なアクションを起こすことは心身ともに非常にストレスがかかると思います。

 

企業や経済にはいくつかのフェーズがあると考えられます。

企業成長の考え方として有名なものに、「創業期」「成長期」「安定・拡大期」「衰退・再成長期」という考え方があります。

 

それぞれのステージでは発生する課題の種類が違うため、異なったアプローチの考え方が必要だと思います。

 

たまに「安定・拡大期」や「衰退・再成長期」であるのに、「創業期」や「成長期」の企業をベンチマークし、その手法を取り入れようとする事例があると感じます。つまり挑戦的な(戦いをしかけて応じさせようとするさま)のようなアグレッシブなアクションが適さない場合があります。

 

いくら他社や有名な企業・リーダーが行なっている手法であったとしても、それぞれのステージに適したアプローチが必要です。こういった視点から、今自分のチームや会社が行なっているアプローチを見直してみるのもいいかもしれません。

 

また国単位でも同じことが言えると考えられます。

 

現在の日本は少子高齢化や強烈な円安(と言っても常態化していますが)、コストプッシュによるインフレ等の変化が始まっています。それなのに対し、高度経済成長期の成功体験や、人口ピラミッドが綺麗な新興国のやり方を参考にするのは、今置かれているステージには適さないアプローチかと考えられます。

 

ですのでこちらの場合も挑戦的なアプローチはせず、いかに現状を維持するのか、もしくは衰退する中でどのように太刀振る舞うのかを考えてみるのも手かもしれませんね。

 

それでは今日の一文は以下の通りです。

 

El examen fue muy desafiante.
試験はとても挑戦的でした。

 

今日のワンワードストーリー、いかがでしたか?また次回も一緒に楽しみましょう!